漢字力を高める。作文とならぶ国語の定番ですね。また漢字は国語の試験でも一定の割合で出題され、しかも日本人である限り漢字は生涯つきまとうこととなります。別にできなくても命にかかわることは無いと思いますが、知っておいて損はない基礎知識です。小中学生であれば漢字テストなるものが、「国語の教科書のこの前のところから」などと出題範囲が決められていることも多いので、やれば必ずそれなりの効果が出ますし、漢字テストができなかった⇒点数が低かったというのは単に試験前にサボっていただけ、ということになります。

 

これが大学入試になると、出題範囲は高校3年までにやったところまで、のような気の遠くなるような出題範囲となります。ここまでくると大学入試直前に漢字を総ナメして「入試のための漢字学習」のは決して得策ではないですね。1日5分でもいいから毎日やっていた子がスラスラ解いていくのです。これはアタマがいいとか悪いとかじゃなくて、知っているか知らないかのような単純なハナシなのです。

漢字は「書き取り」という名称のごとく、書かないと覚えないですね。カラダで覚えていかないと、理屈で字面を眺めて眺めて眺めまくっても、書くことにはかないません。

しかもオトナになると、漢字スラスラは意外なところで評価ポイントになります。社会人になるとパソコンでしょう~、漢字はPCが変換してくれるからできなくても平気、平気わかりゃしない、と。

でも結構いろんなところに「手書き」は残っているのです。しかも漢字は日本語だけでなく中国語やるときにもかかわってきます。

 

 

①ホワイトボード

社内(まれに社外の取引先と)で打ち合わせをする際に、ホワイトボードに要点を書いてまとめていくこと、ありませんか。特に上司部下の打ち合わせであれば部下が率先して書記をやるのが常識ですよね。

②ブレーンストーミング

グループミーティングで意見を出しあうブレーンストーミングでは意見をどんどん書いてゆきますね。

あのホワイトボード書き、やブレーンストーミングの付箋紙がクセモノで、字を知っているか、書き順が変じゃないか、はたまた字が汚なくないか、が公衆の面前に晒される場なのです。IOTが進んでいる会社でもこれはしばらく残ると思います。

 

なので漢字や漢字に書き順は社会に出てからも活躍し続けますので、しっかりとしておいたほうが何かと良いのです。できれば字も丁寧に書く癖がつくといいですね。

そしていずれ子の親になるとき、自分の子に教えることになりますし。

さて、その漢字の学習に親として付き合うとき、親も学習することで(姿をみせることで)子の学習意欲が高まります。自分は勉強させられて、親はスマホで遊んでいる。これではいくら子どもでもやる気は最低限、これを早く終わらせてゲームしよう、となりますね。

勉強は「しなさい」といってさせるものではなく、「お父さんも勉強することあるから、こっちでやってるよ」とやっている姿をみせるのです。そしてたまに「おっ、難しそうな字やってるな、オトナでも間違えることあるんだ」とか声をかけてみましょう。子どもがこちらのを見にきたら、小学生にはちょっと難しい漢字だったりすると、オトナになるとこんな難しい字をやるんだと畏敬の念が湧きます。じゃあ勉強しないと、と考えてくれればシメたもの。
従って、親も漢字をやるとよいのです。

ただ、子どもと同じような鉛筆、消しゴムではなく、ペン、すなわち万年筆を使い、サラサラと書きましょう。万年筆はオトナの筆記具です。
私は万年筆の魅力にハマりました。
といっても決して高級万年筆ではなく、中華万年筆なる中国製の価格も安いものです。でも機能はそここそです。
この万年筆を使う主観タップリの醍醐味について、次回説明したいと思います。