今日は至る所にプラカード
株主総会のピークは6月下旬ですが、今年は6月26日(金)のようですね。
駅付近のホテルの大広間などを借りて執り行うことが多いようで、プラカードをもった社員さんが案内として立ってます。
ああ、そろそろそういう季節になったなとしみじみ感じます。
しかし新型コロナウィルス感染防止の観点から総会の出席も必要最低限にする株主も多いことと、思えます。
株主総会の意味は?
会社の経営者である役員が、1年間に行ってきた事業内容を株主に報告する会です。また事業内容を早口で説明されても、うーんなかなか詳細を理解、までは難しいです。あらかじめ株主向けに配布された資料を読み込んで、不明点は総会で質問する、が正しい株主総会のあり方と思えます。
普段代表取締役をはじめとした役員の面々を見る機会もないので、イチ株主といてはそういう意味での人間ウォッチングとしても総会出席の効果はあるように思えます。
とは言え株主総会は重要な経営戦略や人事を決定するためのものです。
「株式会社における意思決定の最高機関」と言ってもいいと思います。
そのため、株主総会では会社の経営を左右する重大な事柄の意思決定の場となり、当該年度内にキナ臭い話があると紛糾したりします。
株主総会の場で決められるものは大きく分け以下3つとなります。
① 会社の経営に関わる事項
② 会社の役員の人事に関わる事項
③ 株主の利害に関わる事項
なんか難しそう。
自益権、共益権って?
株主の権利には「自益権」と「共益権」という2種類があります。
自益権は会社から配当金などを得る権利のことをいい、共益権は株式会社の経営の重要な意思決定に参加し、その経営にモノ言う権利です。
株主総会は、その共益権を行使する場です。
ではどのくらい意見を言えるのでしょう。
多数決ですかね?
持っている株式数分らしいです。。。
多数決に近いですが、株主1人に対して1つの議決権が与えられるのではなく、1株に対して1つの議決権となります。つまり株式の所有数が多ければ多いほど議決権が大きくなります。このあたりはマンションの理事会とは違いますね。
これらの事柄を決議する際、株主総会は基本的に「資本多数決」といった形式を取ります。
シャンシャン総会って言葉もありますが、奥が深いと思いました。
それにしても役員報酬って凄く高額なのには驚き。
そこだけ「異議あり!」の挙手したかったです。(笑)