作文、と聞いてどうでしょう?


作文は苦手、の子が多いのではないでしょうか。

小学生時代には作文、その後も記述、とか小論文とか形を変えて登場することになります。

学校を卒業して、社会にでてからも会社の内外問わず文章を書くことは続きます。

そういったこともあり、文章が好きではなくても作文は人並にこなしておく必要がありそうです。

読書量に相関性あるの?

よく言われる、読書が足りないから作文ができないんだ、は本当でしょうか。まあウソではないと思いますが、

片っ端から読書したからといってそれに比例して文章力がめきめきついてゆく、

というより

本の好きな子は文章に対するアレルギーが少なく、とっつきやすい

のではないかと思います。結果論としてですが、読書量との相関性はないことはない、と思います。

特に小学生ぐらいの年頃では、読書量を増やせば、文章に接する時間が長くなり、ある程度までは比例して作文力が高まると思います。文章を読むことが好きならば、自分でも書きたくなる。こんな言い回しで表現できればいいな、とか。

作文とは極端に言うと、自分自身の究極のプレゼンなのです。自分はこう思う、こういう理由からだ、こうあってほしい、などなど。

大人になってからは、特に社会人となり決裁文書や報告書を書く機会も増え、文章を書く機会が増えれば増えるだけ作文力が高まるかというと、ある程度まではリニアに高まり、

作文力≒他人にわかりやすい文章を書くチカラ

は上達すると思います。

もちろん小説家のような文筆家のレベルまでは別の努力、あるいは才能も必要と思えます。

学校で要求されている作文、小論文であれば、文章慣れしている文でまずは及第点ではないでしょうか。そこまで到達して悩みましょう。

読書から作文へ

作文するには必ずキッカケがありますね。夏休みの宿題の読書感想文だったり、国語のテストでの記述問題だったり。
題材なしに、さあ自由に作文しなさい はおとなでも迷いますね。何書いたらいいんだろう、と。
一番身近な自己紹介を考えてみてください。
自分から●●と申します、生まれは△△で、と話始めるより
「お名前はどちらですか~?」「●●と申します」

「ご出身はどちらですか?」「生まれは△△で、父の転勤で■■にいました」
のほうが話がポンポン進みませんか。

 

題材は4コマ漫画

家庭で作文力をつけるには、習慣とするのが一番早道です。天声人語?社説?
天声人語の「写し」もそれなりの効果はあると思います。文章をビジネスとしている新聞社のなかでも文章力のある社員が新聞の顔としているのですから。 ただあの「写経」はある程度文章が書けるようになり、次のステージに上がるためには良い作業と思います。

小学生、中学生なら4コマ漫画を使ってはどうでしょう。この4コマを作文に直すのです。
4コマ漫画は起承転結がはっきりしているため、作文の題材としては適していると思えます。マンガなら身近ですし、作者が言いたいことも子どもに伝わるのではないでしょうか。

我が家では「コボちゃん」を題材として使い、家庭で作文の訓練をしていました。